/usr/share/doc/w3m/ja/MANUAL.html is in w3m 0.5.3-15ubuntu0.2.
This file is owned by root:root, with mode 0o644.
The actual contents of the file can be viewed below.
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 | <html>
<head><title>w3m manual</title>
</head>
<body>
<h1>w3m マニュアル</h1>
<div align=right>
伊藤 彰則<br>
aito@fw.ipsj.or.jp
</div>
<h2>もくじ</h2>
<menu>
<li><a href="#Introduction">はじめに</a>
<li><a href="#Options">起動オプション</a>
<li><a href="#Color">文書の表示内容</a>
<li><a href="#Key:orig">起動後の使いかた(オリジナル)</a>
<li><a href="#Key:lynx">起動後の使いかた(Lynx風)</a>
<li><a href="#Mouse">マウス操作</a>
<li><a href="#Key:custom">キーの定義</a>
<li><a href="#LocalCGI">Local CGI</a>
</menu>
<hr>
<a name="Introduction"></a>
<h2>はじめに</h2>
w3m は,テキストベースのページャ/WWWブラウザです.これを使うと,kterm などのキャラクタ
端末上で,ローカルファイルを見たり,WWWの内容を見たりすることができます.
<hr>
<a name="Options"></a>
<h2>起動オプション</h2>
起動時の引数は次の通りです.
<p>
<pre>
w3m [options] [file|URL]
</pre>
<P>
引数にファイル名を指定すればそのファイルを表示し,URLを指定すればその内容を表示します.
何も指定しなければ,標準入力の内容を表示します.ただし,標準入力が tty である場合には,
何もせずに終了します.
<p>
オプションは次の通りです.
<dl>
<dt>+番号
<dd>起動後,指定の行番号に移動する.
<dt>-t 幅
<dd>タブの幅を指定する.デフォルトは 8 .
<dt>-r
<dd>text/plain の文書を表示する場合,重ね打ちによる強調文字を表示しない.
このオプションを付けない場合,``A^H_''はAのアンダーラインとして表示され,
``A^HA''はAのボールドとして表示される.
<dt>-l 行数
<dd>標準入力の内容を表示するときに保存される最大行数を指定す
る.デフォルトは 10000.
<dt>-O 文字コード
<dd>表示に用いる文字コードを指定する.
<dt>-I 文字コード
<dd>入力文書の文字コードを指定する.
<dt>-T タイプ
<dd>表示する文書のタイプを指定する.この指定がない場合,ファイル
名の拡張子によって自動判別される.判別できない場合は text/plain
とみなされる.<p>
例:<br>
標準入力から HTML ファイルを読んで表示する
<pre>
cat hoge.html | w3m -T text/html
</pre>
<p>
HTMLファイルのソースを表示する
<pre>
w3m -T text/plain hoge.html
</pre>
<dt>-m
<dd>Internet message モードで表示する.Internet messageモードの場合,
ヘッダの内容を見て,Content-Type: があればそれを参考にする.電子メールや
ネットニュースの記事を読むときに便利.
<dt>-v
<dd>スタートアップページを表示する.
<dt>-B
<dd>Bookmark を表示する.
<dt>-bookmark file
<dd>Bookmarkのファイルを指定する.
<dt>-M
<dd>カラー表示をしない.
<dt>-F
<dd>フレームを自動表示する.
<dt>-s
<dd>連続する空行を1行にまとめて表示する.
<dt>-X
<dd>w3m終了時に,以前の画面に戻らない.
<dt>-W
<dd>折り返しサーチを使うかどうかを切りかえる.
<dt>-o option=value
<dd>オプションを指定する.
オプションの名前や値は,~/.w3m/config で指定するものと同じ.
<dt>-no-proxy
<dd>プロキシを利用しない.
<dt>-no-mouse
<dd>マウスを利用しない.
<dt>-cookie
<dd>クッキーを処理する.
<dt>-no-cookie
<dd>クッキーを処理しない.
<dt>-num
<dd>行番号を表示する.
<dt>-dump
<dd>URLの内容を読みこみ,整形されたバッファの内容を標準出力に書き出す.
文書の幅は80桁と仮定される.この幅は,次の -cols オプションで変更可能.
<dt>-cols 幅
<dd>-dump オプションを使う場合に,文書の幅を指定する.
<dt>-ppc ピクセル数
<dd>文字の幅を指定する.デフォルトはウインドウの大きさから自動的に計算する.
<dt>-ppl ピクセル数
<dd>文字の縦幅を指定する.デフォルトはウインドウの大きさから自動的に計算する.
<dt>-dump_source
<dd>URLの内容を読みこみ,整形せずに標準出力に書き出す.
漢字コード変換もされない.
<dt>-dump_head
<dd>URLにアクセスし,ヘッダ情報を出力する.
<dt>-dump_both
<dd>URLにアクセスし,ヘッダ情報とHTMLソースを出力する.
<dt>-dump_extra
<dd>URLにアクセスし,拡張情報とヘッダ情報とHTMLソースを出力する.
<dt>-post file
<dd>ファイルの内容をPOSTする.
<dt>-header string
<dd>HTTP要求ヘッダを追加する.
<dt>-config file
<dd>configのファイルを指定する.
</dl>
<hr>
<a name="Color"></a>
<h2>文書の表示内容</h2>
HTML文書を表示しているときには,次のような表示になります.
<div align="center">
<table border="1">
<tr><th></th><th>カラー表示時</th><th>白黒表示時</th></tr>
<tr><td>リンク</td><td>青色</td><td>下線</td></tr>
<tr><td>インライン画像</td><td>緑色</td><td>反転表示</td></tr>
<tr><td>FORMの入力部分</td><td>赤色</td><td>反転表示</td></tr>
</table>
</div>
カラー表示時の色は,オプション設定パネル "o" で変更することができます.
<hr>
<a name="Key:orig"></a>
<h2>起動後の使いかた(オリジナル)</h2>
起動した後は,1文字のコマンドをキーボードから入力することでw3mを操作します.
コマンドには次のようなものがあります.以下の記述では,C-x はコントロールx
を表します.また,SPC はスペースバー,RET はリターンキー,ESC はエスケープキーです.
<P>
ここで書いてあるのは,オリジナル版のキー操作です.Lynx風のキー操作用に
コンパイルしてあるものについては,<a href="#Key:lynx">起動後の使い方(Lynx風)</a>
をごらんください.
<H3>ページ/カーソル移動</H3>
<table>
<TR><TD>SPC,C-v<TD>次のページを表示します.
<TR><TD>b,ESC v<TD>前のページを表示します.
<TR><TD>l,C-f,右矢印キー<TD>カーソルを右に移動します.
<TR><TD>h,C-b,左矢印キー<TD>カーソルを左に移動します.
<TR><TD>j,C-n,下矢印キー<TD>カーソルを下に移動します.
<TR><TD>k,C-p,上矢印キー<TD>カーソルを上に移動します.
<TR><TD>J<TD>画面を1行上にスクロールします.
<TR><TD>K<TD>画面を1行下にスクロールします.
<TR><TD>^,C-a<TD>行頭に移動します.
<TR><TD>$,C-e<TD>行末に移動します.
<TR><TD>w<TD>次の単語に移動します.
<TR><TD>W<TD>前の単語に移動します.
<TR><TD>><TD>画面全体を右にずらします.(表示内容を左にずらす)
<TR><TD><<TD>画面全体を左にずらします.(表示内容を右にずらす)
<TR><TD>.<TD>画面全体を1文字右にずらします.(表示内容を左にずらす)
<TR><TD>,<TD>画面全体を1文字左にずらします.(表示内容を右にずらす)
<TR><TD>g,M-<<TD>文書のいちばん上の行に移動します.
<TR><TD>G,M-><TD>文書のいちばん下の行に移動します.
<TR><TD>ESC g<TD>画面下で行番号を入力し,そこで指定した行に移動します.
ここで $ を入力すると,最終行に移動します.
<TR><TD>Z<TD>カーソルのある位置を行の中央に移動します.
<TR><TD>z<TD>カーソルのある行を画面の中央に移動します.
<TR><TD>TAB<TD>次のリンクに移動します.
<TR><TD>C-u, ESC TAB<TD>前のリンクに移動します.
<TR><TD>[<TD>最初のリンクに移動します.
<TR><TD>]<TD>最後のリンクに移動します.
</table>
<H3>ハイパーリンク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>RET<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先の文書を読みこみます.
<TR><TD>a, ESC RET<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先の文書をファイルに保存します.
<TR><TD>u<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先のURLを表示します.
<TR><TD>i<TD>リンクに関連付けられた画像へのURLの表示します.
<TR><TD>I<TD>現在カーソルがあるリンクに対応する画像を表示します.
<TR><TD>ESC I<TD>現在カーソルがあるリンクが指す
画像をファイルに保存します.
<TR><TD>:<TD>URL風の文字列をリンクにします.この機能は,HTMLでない文書を
読んでいるときにも有効です.
<TR><TD>ESC :<TD>Message-ID風の文字列を,news: のリンクにします.この機能は,HTMLでない文書を
読んでいるときにも有効です.
<TR><TD>c<TD>現在の文書のURLを表示します.
<TR><TD>=<TD>現在の文書に関する情報を表示します.
<TR><TD>C-g<TD>ページ中での現在位置を表示します.
<TR><TD>C-h<TD>URL履歴を表示します.
<TR><TD>F<TD><FRAMESET>を含む文書を表示しているときに,<FRAME>
タグの指す複数の文書を1つの文書に変換して表示します.
<TR><TD>M<TD>現在見ているページを,外部ブラウザを使って表示します.
2M, 3M で2番目と3番目のブラウザを使います.
<TR><TD>ESC M<TD>現在のリンク先を,外部ブラウザを使って表示します.
2ESC M, 3ESC M で2番目と3番目のブラウザを使います.
</table>
<H3>ファイルとURL関係の操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>U<TD>URLを指定して開きます.
<TR><TD>V<TD>ローカルファイルを指定して開きます.
<TR><TD>@<TD>コマンドを実行し,結果を全部読んでから表示します.
<TR><TD>#<TD>コマンドを実行し,結果を読みこみながら表示します.
</table>
<H3>バッファ操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>B<TD>現在見ているバッファを削除し,一つ前のバッファを表示します.
<TR><TD>v<TD>HTMLのソースを表示します.
<TR><TD>s<TD>バッファ選択モードに入ります.
<TR><TD>E<TD>現在見ているバッファがローカルファイルの場合,そのファイルをエディタ
で編集します.エディタを終了した後,そのファイルを再度読み込みます.
<TR><TD>C-l<TD>画面を再描画します.
<TR><TD>R<TD>バッファを再度読み込みます.
<TR><TD>S<TD>バッファの表示内容をファイルに保存します.
<TR><TD>ESC s<TD>HTMLのソースをファイルに保存します.v でソースを表示して S で
保存するのとほぼ同じですが,ESC s で保存したファイルは漢字コードがオリジナルの
ままであるのに対して,v S で保存すると現在表示に使っている漢字コードに変換され
て保存されます.
<TR><TD>ESC e<TD>現在表示されているバッファを,表示されている形式のまま
エディタで編集します.
</table>
<H3>バッファ選択モード</H3>
"s" でバッファ選択モードに入ったときのキー操作です.
<table>
<TR><TD WIDTH=100>k,C-p<TD>一つ上のバッファを選択します.
<TR><TD>j,C-n<TD>一つ下のバッファを選択します.
<TR><TD>D<TD>現在選択しているバッファを削除します.
<TR><TD>RET<TD>現在選択しているバッファを表示します.
</table>
<H3>ブックマーク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>ESC b<TD>ブックマークを読み込みます.
<TR><TD>ESC a<TD>現在見ているページをブックマークに追加します.
</table>
<H3>検索</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>/,C-s<TD>現在のカーソル位置からファイル末尾に向かって正規表現を検索します.
<TR><TD>?,C-r<TD>現在のカーソル位置からファイルの先頭に向かって正規表現を検索します.
<TR><TD>n<TD>次を検索します.
<TR><TD>N<TD>前を検索します.
<TR><TD>C-w<TD>折り返し検索モードを切り換えます.
</table>
<H3>マーク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>C-SPC<TD>マークを設定/解除します.マークは反転表示されます.
<TR><TD>ESC p<TD>一つ前のマークに移動します.
<TR><TD>ESC n<TD>一つ後のマークに移動します.
<TR><TD>"<TD>正規表現で指定された文字列を全てマークします.
</table>
<H3>その他</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>!<TD>シェルコマンドを実行します.
<TR><TD>H<TD>ヘルプファイルを表示します.
<TR><TD>o<TD>オプション設定パネルを表示します.
<TR><TD>C-k<TD>クッキー一覧を表示します.
<TR><TD>C-c<TD>文書の読み込みを中断します.
<TR><TD>C-z<TD>サスペンド
<TR><TD>q<TD>w3mを終了します.オプションの設定によって,終了するかどうか確認します.
<TR><TD>Q<TD>確認せずにw3mを終了します.
</table>
<H3>行編集</H3>
画面の最下行で文字列を入力する場合に有効なキー操作です.
<table>
<TR><TD WIDTH=100>C-f<TD>カーソルを右に移動します.
<TR><TD>C-b<TD>カーソルを左に移動します.
<TR><TD>C-h<TD>カーソルの直前の文字を削除します.
<TR><TD>C-d<TD>カーソル位置の文字を削除します.
<TR><TD>C-k<TD>カーソル位置から後を削除します.
<TR><TD>C-u<TD>カーソル位置から前を削除します.
<TR><TD>C-a<TD>文字列の先頭に移動します.
<TR><TD>C-e<TD>文字列の最後に移動します.
<TR><TD>C-p<TD>ヒストリから一つ前の文字列を取り出します.
<TR><TD>C-n<TD>ヒストリから次の文字列を取り出します.
<TR><TD>TAB,SPC<TD>ファイル名入力時に,ファイル名を補完します.
<TR><TD>RETURN<TD>入力を終了します.
</table>
<hr>
<a name="Key:lynx"></a>
<h2>起動後の使いかた(Lynx風)</h2>
Lynx風キーバインドでコンパイルした場合の使いかたです.
<H3>ページ/カーソル移動</H3>
<table>
<TR><TD>SPC,C-v,+<TD>次のページを表示します.
<TR><TD>b,ESC v,-<TD>前のページを表示します.
<TR><TD>l<TD>カーソルを右に移動します.
<TR><TD>h<TD>カーソルを左に移動します.
<TR><TD>j<TD>カーソルを下に移動します.
<TR><TD>k<TD>カーソルを上に移動します.
<TR><TD>J<TD>画面を1行上にスクロールします.
<TR><TD>K<TD>画面を1行下にスクロールします.
<TR><TD>^<TD>行頭に移動します.
<TR><TD>$<TD>行末に移動します.
<TR><TD>><TD>画面全体を右にずらします.(表示内容を左にずらす)
<TR><TD><<TD>画面全体を左にずらします.(表示内容を右にずらす)
<TR><TD>C-a<TD>文書のいちばん上の行に移動します.
<TR><TD>C-e<TD>文書のいちばん下の行に移動します.
<TR><TD>G<TD>画面下で行番号を入力し,そこで指定した行に移動します.
ここで $ を入力すると,最終行に移動します.
<TR><TD>Z<TD>カーソルのある位置を行の中央に移動します.
<TR><TD>z<TD>カーソルのある行を画面の中央に移動します.
<TR><TD>TAB, C-n, 下矢印<TD>次のリンクに移動します.
<TR><TD>ESC TAB, C-p, 上矢印<TD>前のリンクに移動します.
<TR><TD>C-g<TD>ページ中での現在位置を表示します.
</table>
<H3>ハイパーリンク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>RET, C-f, 右矢印<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先の文書を読みこみます.
<TR><TD>d, ESC RET<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先の文書をファイルに保存します.
<TR><TD>u<TD>現在カーソルがあるリンクが指す先のURLを表示します.
<TR><TD>i<TD>現在カーソルがあるリンクを含む画像そのもののURLを表示します.
<TR><TD>I<TD>現在カーソルがあるリンクに対応する画像を表示します.
<TR><TD>ESC I<TD>現在カーソルがあるリンクが指す画像をファイルに保存します.
<TR><TD>:<TD>URL風の文字列をリンクにします.この機能は,HTMLでない文書を
読んでいるときにも有効です.
<TR><TD>ESC :<TD>Message-ID風の文字列を,news: のリンクにします.この機能は,HTMLでない文書を読んでいるときにも有効です.
<TR><TD>c<TD>現在の文書のURLを表示します.
<TR><TD>=<TD>現在の文書に関する情報を表示します.
<TR><TD>C-h<TD>URL履歴を表示します.
<TR><TD>F<TD><FRAMESET>を含む文書を表示しているときに,<FRAME>
タグの指す複数の文書を1つの文書に変換して表示します.
<TR><TD>M<TD>現在見ているページを,外部ブラウザを使って表示します.
2M, 3M で2番目と3番目のブラウザを使います.
<TR><TD>ESC M<TD>現在のリンク先を,外部ブラウザを使って表示します.
2ESC M, 3ESC M で2番目と3番目のブラウザを使います.
</table>
<H3>ファイルとURL関係の操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>g, U<TD>URLを指定して開きます.
<TR><TD>V<TD>ローカルファイルを指定して開きます.
<TR><TD>@<TD>コマンドを実行し,結果を全部読んでから表示します.
<TR><TD>#<TD>コマンドを実行し,結果を読みこみながら表示します.
</table>
<H3>バッファ操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>B, C-b, 左矢印<TD>現在見ているバッファを削除し,一つ前のバッファを表示します.
<TR><TD>\<TD>HTMLのソースを表示します.
<TR><TD>s<TD>バッファ選択モードに入ります.
<TR><TD>E<TD>現在見ているバッファがローカルファイルの場合,そのファイルをエディタで編集します.エディタを終了した後,そのファイルを再度読み込みます.
<TR><TD>C-l, C-w<TD>画面を再描画します.
<TR><TD>R, C-r<TD>バッファを再度読み込みます.
<TR><TD>S, p<TD>バッファの表示内容をファイルに保存します.
<TR><TD>ESC s<TD>HTMLのソースをファイルに保存します.v でソースを表示して S で
保存するのとほぼ同じですが,ESC s で保存したファイルは漢字コードがオリジナルの
ままであるのに対して,v S で保存すると現在表示に使っている漢字コードに変換され
て保存されます.
<TR><TD>ESC e<TD>現在表示されているバッファを,表示されている形式のまま
エディタで編集します.
</table>
<H3>バッファ選択モード</H3>
"s" でバッファ選択モードに入ったときのキー操作です.
<table>
<TR><TD WIDTH=100>k,C-p<TD>一つ上のバッファを選択します.
<TR><TD>j,C-n<TD>一つ下のバッファを選択します.
<TR><TD>D<TD>現在選択しているバッファを削除します.
<TR><TD>RET<TD>現在選択しているバッファを表示します.
</table>
<H3>ブックマーク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>v, ESC b<TD>ブックマークを読み込みます.
<TR><TD>a, ESC a<TD>現在見ているページをブックマークに追加します.
</table>
<H3>検索</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>/,C-s<TD>現在のカーソル位置からファイル末尾に向かって正規表現を検索します.
<TR><TD>n<TD>次を検索します.
<TR><TD>w<TD>折り返し検索モードを切り換えます.
</table>
<H3>マーク操作</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>C-SPC<TD>マークを設定/解除します.マークは反転表示されます.
<TR><TD>P<TD>一つ前のマークに移動します.
<TR><TD>N<TD>一つ後のマークに移動します.
<TR><TD>"<TD>正規表現で指定された文字列を全てマークします.
</table>
<H3>その他</H3>
<table>
<TR><TD WIDTH=100>!<TD>シェルコマンドを実行します.
<TR><TD>H, ?<TD>ヘルプファイルを表示します.
<TR><TD>o<TD>オプション設定パネルを表示します.
<TR><TD>C-k<TD>クッキー一覧を表示します.
<TR><TD>C-c<TD>文書の読み込みを中断します.
<TR><TD>C-z<TD>サスペンド
<TR><TD>q<TD>w3mを終了します.オプションの設定によって,終了するかどうか確認します.
<TR><TD>Q<TD>確認せずにw3mを終了します.
</table>
<H3>行編集</H3>
画面の最下行で文字列を入力する場合に有効なキー操作です.
<table>
<TR><TD WIDTH=100>C-f<TD>カーソルを右に移動します.
<TR><TD>C-b<TD>カーソルを左に移動します.
<TR><TD>C-h<TD>カーソルの直前の文字を削除します.
<TR><TD>C-d<TD>カーソル位置の文字を削除します.
<TR><TD>C-k<TD>カーソル位置から後を削除します.
<TR><TD>C-u<TD>カーソル位置から前を削除します.
<TR><TD>C-a<TD>文字列の先頭に移動します.
<TR><TD>C-e<TD>文字列の最後に移動します.
<TR><TD>SPC<TD>ファイル名入力時に,ファイル名を補完します.
<TR><TD>RETURN<TD>入力を終了します.
</table>
<hr>
<a name="Mouse"></a>
<h2>マウス操作</h2>
マウス機能をONにしてコンパイルしてあれば,マウスを使って
w3mを操作することができます.マウスが使えるのは,xterm/kterm/rxvt
を使っている場合(この場合には,環境変数TERMを xterm か kterm に
設定する必要があります),または GPM が動いている環境を使っている場合
です.
<p>
<table border=0>
<tr><td>左クリック
<td>カーソルをマウスカーソルの位置に移動します.
もしカーソルとマウスカーソルの位置が同じで,カーソルが
リンクの上にあったときは,そのリンクをたどります.
<tr><td>中クリック
<td>前のバッファに戻ります.
<tr><td>右クリック
<td>メニューを開きます.メニューの項目もマウスで選ぶことができます.
<tr><td>左ドラッグ
<td>ページをスクロールします.デフォルトの動作では,
マウスのドラッグに合わせて文書の方をスクロールします.
オプション設定パネルの設定で,この動作を逆にすること
ができます(マウスのドラッグに合わせて,ウィンドウの方を
スクロールする).
</table>
<p>
<hr>
<a name="Key:custom"></a>
<h2>キーの定義</h2>
~/.w3m/keymap を記述すると,キーの割りあてを変えることができます
(行編集のキー定義を除く).例えば,
<pre>
keymap C-o NEXT_PAGE
</pre>
と記述すると,NEXT_PAGE機能(通常スペースと C-v)に割りあてられて
いるもの)を C-o に割りあてることができます.
利用可能な機能と,その名前については,
<a href="README.func">README.func</a>を参照してください.
例として,オリジナルとLynx風のキー定義ファイル
(<a href="keymap.default">keymap.default</a>
と<a href="keymap.lynx">keymap.lynx</a>)が置いてあります.
<hr>
<a name="LocalCGI"></a>
<h2>Local CGI</h2>
w3mを使えば,HTTPサーバなしでCGIスクリプトを起動することができます.
このとき,w3mがサーバのふりをしてスクリプトを起動し,その出力を
読みこんで表示するわけです.
ブックマークの登録と外部ビューアの編集
は,local CGIのスクリプトとして実現されています.
local CGIを使えば,w3mを汎用のフォーム入力インタフェースとして
使うことができます.
<P>
セキュリティ上の理由により,起動するCGIスクリプトは,次のどれかの
ディレクトリにある必要があります.
<ul>
<li>w3mのヘルプファイルなどが置いてあるディレクトリ
(典型的には /usr/local/lib/w3m).このディレクトリは,
$LIB で参照することができます.
<li>/cgi-bin/ ディレクトリ.このディレクトリは,任意の場所に
割りあてることができます(オプション設定パネルの「/cgi-binで表される
ディレクトリ」の項目).ここには,: で区切って複数のディレクトリを
指定することができます(例えば /usr/local/cgi-bin:/home/aito/cgi-bin など).
/cgi-bin/ を使う場合は、
<pre>
w3m -o cgi_bin=/path/to/cgi-bin file:/cgi-bin/script.cgi
</pre>
のように file:/cgi-binというURLを使う必要があります。
この中にカレントディレクトリを入れることは,セキュリティ上の理由により
薦められません.
</ul>
<p>
Local CGIとして使われるスクリプトでは,w3mをコントロールするために,
特殊なヘッダ `w3m-control:' を使うことができます.このヘッダには,
w3mの任意の機能 (<a href="README.func">README.func</a>参照)を書く
ことができます.文書が表示された後,その機能が呼び出されます.
例えば,
<pre>
Content-Type: text/plain
W3m-control: BACK
</pre>
というヘッダを出力した場合,w3mは空のページを表示し,その直後に
そのバッファを削除します.これは,CGIを実行した後で,何もページを
表示したくない場合に有効です.また,
<pre>
Content-Type: text/plain
W3m-control: DELETE_PREVBUF
contents.....
</pre>
は,新しいバッファで直前のバッファを置きかえます.
<p>
一つの w3m-control: ヘッダには,一つの機能だけを指定することができます.
ただし,HTTPレスポンスの中に複数の w3m-control: を入れることができ,
そこで指定された機能は順番に実行されます.
さらに,GOTO には引数を指定することができます.
<pre>
Content-Type: text/plain
W3m-control: GOTO http://www.yahoo.com/
</pre>
この例は,Location: を使った次の例と同じように動作します.
<pre>
Content-Type: text/plain
Location: http://www.yahoo.com/
</pre>
ただし,w3m-control: ヘッダはw3mがスクリプトを直接呼びだした時だけに
有効です.同じスクリプトを HTTPサーバ経由で呼びだした場合,
w3m-control: ヘッダは無視されます.
</body>
</html>
|